心拍数を意識してみよう

心拍数120で効率よくダイエット
心拍数とは1分間の心臓の鼓動の回数のことです。ウォーキングを行う際に、ダイエットに
効果的な心拍数というものがあります。さらに効果的に脂肪を燃焼させるために心拍数を
意識してウォーキングを行ってみると良いでしょう。
ダイエットに効果的な心拍数は120回前後と言われています。
これが、脂肪を燃焼するのに最も効率的なウォーキングのペースであるということです。
心拍数の調整方法は次のような感じで行うと良いと思います。
・1秒間に2回の脈拍のリズムの感覚をつかんでおく
・ある程度運動したときに脈拍を測っておき、120回の呼吸の乱れ具合を覚えておく
・これらが面倒な方は、「心拍計」を使用する
運動しながら心拍数を計るのは難しいと思いますので、休憩中などに計ると良いでしょう。
また、心拍数はわざわざ1分間きっちりと計る必要はありません。6秒間の心拍数を10倍して
求めればよいでしょう。
正確に心拍数を計ってウォーキングを行いたい方は心拍計の使用をお勧めします。
値段は安いもので1万5千円くらいです。
心拍数とダイエットの関係
なぜ心拍数120が良いのかも説明しておきます。
運動をすると心拍数が上がりますが、それは体の組織が多量の酸素を必要としているためです。
酸素は血液に乗って運ばれるので心臓は、より多くの血液を運ぼうと、鼓動の回数を増やします。
そして、筋肉等に運ばれた酸素はエネルギーを作り出すために使われます。つまり、心拍数が高いほど体がエネルギー
を必要としていて、それを消費している状態であるということです。
しかし、心拍数が高ければ高いほど良いというわけでもありません。運動が激し過ぎると酸素の供給が
追いつかず酸素が不足してしまいます。このような運動を”無酸素運動”と言いますが、脂肪を燃焼
するためには酸素が必要なのでダイエット目的ならば心拍数をもう少し抑えなければいけません。
通常の最高心拍数は”220−年齢”とされています。そして、無酸素運動にならないようにするには、心拍数を
最高心拍数の80%未満に抑える必要があります。
例えば、35歳の人なら”(220−35)×0.8 = 148”の心拍数となります。
そして、「安全性」や「運動の程度」を考慮し、心拍数120前後がちょうど良いとされているのです。